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#06

ベネフィット

ベネフィットとは、利益や恩恵などを意味し、マーケティング業界では消費者が商品やサービスから得られる価値のある特徴や利点のことをいいます。

以前の説明で、マーケティングとは「誰に 何を どのようにアプローチするか」と伝えていました。マーケティングの基本的な考え方で、「消費者の困った」を解決するというものがあります。

人が商品やサービスを利用する際、商品やサービスそのものを利用するのではなく、無意識のうちに「困った」を解決するために購入するという行動をとっているわけです。

地元にちなんで佐世保バーガーを例にしてみましょう。

佐世保ブランドとして浸透しているのもありますが、佐世保から少し離れたところに住まれている方が佐世保バーガーを食べるという行動をとるにあたり、どんな「困った」が隠れているのでしょうか。



・近場の食事は飽きた

・出かける目的が欲しい

・楽しいことがしたい などでしょうか。



簡単ではありますが、、、遠方から佐世保バーガーを食べにこられる方は、普段の見慣れた景色以外で珍しいワクワクするものを食べて満足するために購入していると言えます。

では、ここでのベネフィットとは何なのでしょうか。

佐世保バーガーを食べることをきっかけに、それまでの旅路やバーガーを見た時の大きさに驚くワクワク感、顔と並べて写真を撮り、仲間内で楽しむといった満足を得る為に行動していることになります。

ここで、2つのベネフィットが登場しました。 楽しい、満足などの感情的なベネフィットが、エモーショナルベネフィット。他のバーガーよりも大きいという機能的なベネフィットが、ファンクショナルベネフィットです。 基本的には、人はどちらかのベネフィットで消費するという判断をしています。(両方のベネフィットで判断する場合もあります)

つまり、「誰に 何を どのようにアプローチするか」のアプローチに、「困った」を解決する提案を盛り込むことで、コンセプトやターゲットの設定もスムーズに行えるようになり、円滑なマーケティングに繋がります。

皆さんの会社は、どのような「困った」を解決してますか?

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